CRO・ CSO市場

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CROとは 「Contract research organization」の略、医薬品開発業務受託機関を意味する。主に製薬企業の研究開発の周辺業務受託による顧客のコア業務集中と費用削減、リスクシェアによる品質保証を行う。研究開発へのアドバイスを行う場合もある。

CSOとは 「Contract sales organization」の略、医薬品営業業務受託機関を意味する。主に製薬企業の営業業務をMRの派遣により受託し、顧客の費用削減を実現する。また、受託業務での知見を活かし顧客の営業・マーケティングへのアドバイスを行う。

 

市場概観

現在は欧米が先行するCRO・CSO市場だが、今後は日本でも成長が見込まれている。CRO企業のサービスは、製薬企業の研究開発プロセス全体や低分子医薬品以外へも範囲が拡大。CSO市場においては、製薬企業の自社MRの削減ニーズや後発薬メーカーのコスト競争がいずれも拡大している。CRO・CSO共に、大手外資を含む企業の事業参入と拡大が進んでおり、サービス面での差別化が重要となりつつある。CROは、包括サービス型大手と専門特化型中小への二分化が進み、CSOでは、後発薬の利用拡大によるサービスや人員拡大が進んでいる。

 

外資系企業の参入機会

CROのParexelは、海外企業の日本国内治験と日本企業の海外治験を支援しながら受託範囲を拡大し、日本での事業基盤を確立した。CSOのAshfieldは、日系CSOとの提携により日本市場に参入し、事業基盤の獲得と自社サービスの段階的展開に成功している。業務体制の構築に向けては、業界団体や人材紹介会社の利用が有効である。潜在顧客との関係構築、自社独自のサービス展開に向けては、国内で事業基盤を有する関連業種との提携が有効である。

 

ビジネス環境

CRO事業を営むにあたっては、政府の定める臨床試験の規定の遵守が義務付けられている。なお、事業の立ち上げに係る規制や許認可は存在しない。CSOの事業開始には、厚生労働大臣による許可を得る必要がある。また、業務を営む際には業界内で定められているガイドラインがある。

 

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