廃炉プロジェクトとそれに伴う事業機会

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2011年に発生した東日本大震災により、福島第一原子力発電所において炉心溶融(メルトダウン)などによる放射性物質の放出を伴った原子力事故が発生し、多くの住民が避難を強いられた。これを受け、政府は廃炉プロジェクトを立ち上げることとなった。政府はエネルギー基本計画において、原発依存度を可能な限り低減させる方針を示し、国内において15基の炉の廃炉を決定した。また、政府・東京電力中長期対策会議において、福島第一原子力発電所の廃炉に向けた作業は、約30年~40年かかる見込みであることを発表した。政府は東日本大震災発生後、経済産業省に廃炉関連予算、復興庁に除染関連予算を毎年配分し、迅速な復興を目指している。

 

廃炉プロジェクトにより新たな事業機会が生まれている。例えば、廃炉プロジェクトの様々な場面で、ロボットが活用されている。また、廃炉に加え、2020年の東京オリンピックへの備えもあり、政府は電力を含む重要インフラに係る情報セキュリティ対策を強化している。「福島県再生可能エネルギー推進ビジョン」では、2040年頃を目途に福島県内エネルギー需要をすべて満たすことのできる再生可能エネルギーを生みだすという目標を掲げており、多くの再生可能エネルギー発電施設が建設され始めている。

 

活用可能なインセンティブとして、政府や自治体は補助金拠出や税制優遇など幅広い外国企業支援を行っており、多くの外国企業が日本に進出している。日本国内の各企業は、各分野における自社の強みを生かして、廃炉向けた取組や新エネルギー事業を展開しており、これらの企業との提携は日本進出にあたり重要である。福島県は太陽光発電の導入促進を図るため、メガソーラー設置用地の紹介を行い、当該地において発電事業を行う事業者を積極的に募集している。

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