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市場概観

日本の太陽光発電市場は世界第4位で、2030年に向けて102GWの導入が見込まれている。コストに対する厳しい評価、発電事業への参入障壁低下、技術革新による市場拡大は、外資系企業にとって日本市場参入の追い風である。川上部分には、既に多くの外資系企業が参入しており、発電等川下の業界についても、外資系企業の参入事例が見られるようになってきた。主要素材メーカーとしては、太陽光モジュールの主要素材については、20社以上の外資系企業が進出している。国内太陽光モジュール市場の8割以上を日本企業が占めているが、近年外資系企業の進出も見られる。日本の有力セル・モジュールメーカーは川下にシフト、外資系企業も川下への参入が見られるようになってきた。国内のパワーコンディショナー市場は、従来日本企業の独壇場であったが、近年独自の製品力を持った外資系企業の参入が始まっている。メガソーラー事業は今後も大きく成長する見込みであり、既に70以上のプロジェクトに24社の外資系企業が参入している。

 

外資系企業の参入機会

日本市場では、セル・モジュールメーカー、メガソーラープレイヤー、主要素材メーカーの参入が多く見られる。First Solarは、日本企業との提携により、日本市場及びメガソーラー事業への参入に成功、Canadian Solarは、日本企業との販売提携により、日本市場での販路を確実に確立している。Gestamp Solarは、日本企業との販売提携により日本における販路を確保、近年はメガソーラー事業にも積極的に参入している。セル・モジュールメーカーが参入する際には、同業国内企業との技術・生産連携、販路確立のための設置関連企業との連携が想定される。またメガソーラー事業者が参入する際には、セル・モジュールメーカー、研究機関、ゼネコン、EPC事業者との技術提携が想定される。

 

ビジネス環境

日本特有の気候や電気系統への対応、販路、消費者の嗜好性、用地取得等、外資系企業が参入する上での課題は、日本企業との提携等により乗り越えることが可能である。日本には外資系企業の進出を支援するインセンティブ、豊富な技術、ビジネスマッチングの機会が多数あり、また、日本市場の動向把握や提携先候補とのマッチングの機会として有効な、太陽光発電関連の事業者が一同に会するイベントが年間を通して開催されている。

 

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